2012年7月3日火曜日

DIALOG IN THE DARK 特別企画 東北の夏「祭り」

ダイアログ・イン・ザ・ダーク東京
DIALOG IN THE DARK
特別企画 東北の夏「祭り」

写真:陸前高田 "うごく七夕まつり"


開催概要

■開催日時       2012年 7月14日(土)~ 平日も毎日開催
■開催場所       DIALOG IN THE DARK TOKYO会場
                東京都渋谷区神宮前2-8-2 レーサムビルB1
                   東京メトロ銀座線 外苑前駅下車 徒歩10分 MAP
■参加人数       1ユニット 8名様(完全事前予約制)
■参加費           大人5,000円 学生3,500円 小学生2,500円 (税込)
■監 修        DIALOGUE SOCIAL ENTERPRIZE® Dr.Andreas Heinecke
■協 力   J-WAVE・TBSラジオ&コミュニケーションズ
       じゃんがら念仏踊り(福島県)
       気仙沼みなとまつり(宮城県)
       陸前高田うごく七夕まつり(岩手県)
       東北観光博
       SAVE TAKATA
       LIGHT UP NIPPON
■参加方法       WEB より事前予約+決済


ご予約・詳しい内容は  www.dialoginthedark.com


代表メッセージ

東北は美しくて人が温かくっていいところなんです。被災してからは瓦礫に埋もれた気の毒で可哀想なところになってしまったけれど。ボランティアに来てくれた人の中には初めて東北に来たって言う人もいる。だけど本当はもっといいとこ見せたかったな。あんなに美しかったのにな」東北を訪れる度に耳にするお話でした。そのお気持ちとてもよくわかります。きっと同じ立場だったらそう感じることでしょう。私達にできることは二つあります。それは東京に美しく豊かな東北を感じる真っ暗を作ること。そして東北の地にはダイアログを持って行き対話の場をつくること。準備を重ね、今夏いよいよ東北の夏~祭り~がスタートします。東北の方たちが大切にしてきた祭りと真心を東京で感じていただけますように。そして東北に実際に赴いてみてください。何かが違って見えるかもしれません。夏のお祭りが終わったら私たちは東北に向かう準備をします。またその地で皆様とお目にかかれたらお声をかけてください!



ダイアログ・イン・ザ・ダーク2012
東北の夏まつり実行委員会
委員長  志村季世恵



ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンドスタッフの願い

檜山晃 Akira Hiyama

被災地に対し全盲の自分が出来ることがあるのか…?震災以降毎日そう考えていた。でも一体何を?どうしたら?
関わりたくてもどうすればいいのか分からない。ある時はっと気がついた。同じなのだ。街中で視覚障害者である僕を見かけた時に戸惑う健常者と。気がつけば、今の僕はその人達の立場になっている。生まれた時からマイノリティーであった自分が、震災に関してはマジョリティに変わっていた。立場は状況によって変化する。であるならば助けられる側の気持ちやストレスをよく知っているのは自分なのだ。いつまでもおんぶに抱っこで助けられているだけでは問題は解決できないことは、僕が一番良く知っている。それを伝えればいいのだ。「本当に助けてほしいことを言葉にし、助けてと伝えることのできる勇気」なのだ。僕はそれが本物の自立なのだと思う。ダイアログの暗闇を東北に作りに行く。真っ暗を子どものように楽しんでほしい。



川端美樹 Miki Kawabata

一緒にライブを行う予定で練習をしていた友人が震災で亡くなりました。ライブで演奏するはずだった大切なギターを自分のコートの中にくるませ、まるで我が子を津波から守るように抱くような形で亡くなったのです。ギターはおじいちゃんの形見でした。その年、予定していたライブは中止となりました。命が消えるということは何もかもがストップしてしまうことだと私は改めて知りました。震災での死者・行方不明者は、約1万9千人。想像もつかない数のストップが東北にはあるのです。私が視力を失った時に、感じたストップから解き放したものは何であったのか。それは人の力でした。
すると状況を受け入れる力と感性を研ぎ澄ませ感じる力が再生するのです。人は孤独な状態にあります。閉ざされたドアをノックし扉が開きそこから進むことができるのは人の力。温かく声をかけ合い、人と関わることなのです。
ダイアログの空間の中には、そんな要素が幾つもあります。だからこそダイアログ・イン・ザ・ダークを東北に。次への東北に進むことが出来ますように願いを込めて私もそこに関わります。



上田喬子 Takako Ueda

東北を支援したい。行きたい。与えてあげたい。何かが出来るから行く。そんなことではないのです。
私が東北に行きたいのは純粋に人ごとではないからです。震災直後は見えない自分は何も出来ない自分でした。
でも今は違います。今だからこそ私達なのです。この時に共に話し、気持ちを言葉にする必要があるのだと私は思っています。感じてほしい。そして、助け合うことを思い出し困った時には助けてと言ってもいいことだということを伝えたい。


http://www.dialoginthedark.com/